献血センターも人気の職場の一つ

献血センターで働く看護師の仕事内容は、採血だけではない。採決前検査、記録と物品管理も看護師の仕事だ。受付専門のスタッフがいることもあるが、いなければ看護師が代行して受付と問診も行う。採決前の検査では、少量の血液を採血し、献血可能な血液なのか検査を行ってヘモグロビン値や感染症の有無、血液型などを確認する。献血をするための良い血管を避けて採血する必要がある。献血可能と判断したら献血採血を行う。献血者に穿刺し、抜針、止血の確認まで行う。穿刺の針は太いため、止血しづらいことがあるので声掛けや確認が必要だ。

記録と物品管理は重要な業務だ。繰り返し献血する人が多いので、記録は非常に重要である。物品の補充と機械の点検も忘れてはいけない。貧血や気分が悪くなった人への対応も看護師の仕事内容に含まれる。症状が現れる前に処置するのがベターであるから、献血者をよく観察する必要がある。

メリットは、ルーティンワークのため残業が少ないこと。日勤のみで夜勤がないことだ。家族やパートナーと予定が合わせやすく、生活リズムを崩す心配がない。精神的なストレスが少ないのも大きなメリットである。健康な人を対象としているため、急変などイレギュラーが起きにくい。命に係わるというプレッシャーもない。看護師として対応するのは、1日数十人なので、外来患者や入院患者の多い病院、クリニックでの勤務に比べると体力的にも負担が少ない。このように献血センターで働くメリットが多いので、看護師の転職・就職先として人気を集めているだ。